ともにうたおう 女声合唱団
昨日はこちらの演奏会の練習に初参加しました。
2020年3月、イタリアで演奏すべくラハナーのスターバトマーテルを合唱団の皆さんと練習していましたが、あっという間にコロナウィルスが蔓延して、イタリア行きも中止となりました。
あれから三年余り、久しぶりにみなさまとお会いして、またご一緒させていただけることがとても嬉しく、その思いを噛み締めながら練習に臨みました。
今回の曲はブラジルの作曲家、アウベルト・ネポムセーノのミサ曲「無原罪の御宿り」。
三月のコンサートではキリエとグローリアの二曲を演奏しましたが、今回は全曲版です。
知る人ぞ知るネポムセーノ、知らない人は全く知らない?おそらく日本初演かと。
曲の初めに出てくるモチーフが幾度も繰り返され、最後はそのモチーフで終わりますが、そこに行き着くまでの展開が美しくかつスリリングで笑笑、緊張の中にある種の陶酔感が。。。
上記ミサ曲はプログラム後半で、前半には歌曲や宗教曲のソロ曲を演奏いたします。
私はスタニスラオ・ファルキというこれまた知る人ぞ。。な作曲家の歌曲を二曲演奏いたします。
ファルキは19世紀後半から20世紀はじめにかけて活躍した作曲家。
ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で、合唱や和声学、作曲法などを教えたのち、同校の院長も務めました。
今回、ファルキ初挑戦にあたり、いくつか譜読みしたり音源を聴いたりしたのですが、どれも歌を支えるピアノがとても美しく、思いがけない和声進行があったりして、聴いていてワクワクしてきます。
ネポムセーノとファルキ、なかなか耳にする機会のない作品ですが、良い演奏ができるようあと一カ月、練習に励みます。
よろしければ、ぜひお越しくださいませ😊